2ntブログ
ガールズアンドファイト!!
~Written by Anisan Felix~
キャットファイト



作家同士のキャットファイト体験最終話になります。
15日に投稿しようかと思ったのですが、前話がかなり遅れてしまったので、帳尻合わせにもならないですが少し早く投稿することにしました。
この後pixivにもひとまとめにしたものを投稿します。
例によって、結末は少し変更していますので、pixiv版の方も読んでいただけると嬉しいです。
今回の小説は書いていてすごく楽しくて、闘ってくれた2人にはすごく感謝です。
互角でバチバチの2人の闘いをぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。
それではよろしくお願いします。



私の唇から本音がポツリとこぼれ落ちた。
ベッドの上で再び膝立ちになって向かい合う。
喧嘩がしたくなった。
乳相撲や尻相撲みたいなお互いに申し合わせの比べ合いではなく、本能のままやり合いたかった。
なぜなら今すごく、ムカついているから。

「正直今すごく頭にきてるんです。こんだけやり合っても決着つかないし。相打ちになっちゃうし。全身痛いし、苦しいし。美岬さんなんで毎回毎回立ち上がってくるんです・・・?こっちがこれだけやったんだから、いい加減負けを認めてくださいよ。おっぱいもお尻もどう考えても私の方が上なのに、いつまでも張り合ってき、っ!?」

美岬さんに怒りをぶつけていると、パンッと乾いた音と一緒に、頬に焼けるような痛みが走った。
ビンタされたのだ。

「好き勝手言わないでください。それを言うなら私の方がイラついてますよ!ブレストスムーザーで私がもう勝ってたのに、噛みつきまでして逃げたじゃないですか!あのまま私のおっぱいの方が上だと認めて沈めば良かったのに、長引かせてきて・・・、うあっ!?」

今度は私がビンタを返す。

「はぁ?私のおっぱいの方が上?私の乳首であれだけ感じてでですか?あんなに喘いで、うぎぃっ?!?」

私の胸に美岬さんの拳が突き刺さる。
グーで殴ってきた・・・?
それなら・・・

「美帆代さんの方がもっと喘いでました!清楚系気取った格好しててあんな声出すんですね〜!それにおっぱい相撲でも普通にやったら潰せないからって、身体振り回してきて、えぁあ??!」

美岬さんの乳房を真横から殴り飛ばす。
どうせ殴り返してくる。
その前に顔面を殴って一方的な展開に持ち込む・・・!

「「うべへぇっ!?!」」

苦悶の声が溢れ出る。
美岬さんと・・・、私の口から。
クロスカウンター。
私が2発目の追撃を入れようとしたタイミングと、美岬さんのカウンターのタイミングが噛み合い、お互いのフルパワーのスイングがもろに顔面に直撃した。
殴られる準備ができていなかったため、ダメージがでかく前のめりに倒れ込む。

むにぃぃぃぃぃぃぃ

おっぱい同士がクッションになって、抱き合うようにクリンチし合う。
そのまま髪を掴んで引っ張ると、同時に私の髪も引っ張られ、頭皮に鋭い痛みが走る。
また我慢比べ・・・。

「いつもキレイに手入れしてるんで・・・、離してください・・・」

「そっちが離せば・・・、おっぱい邪魔です・・・」

「そっちが当ててきてるんじゃないですか・・・、このっ、このぉ」

ブチ、ブチと髪が抜けるが、両手でしっかり掴んで意地でも離さない。
おっぱい同士は潰し合っているというよりも、純粋に当たる。
おっぱいにおっぱいが吸い付くようにくっついて、ムニムニとその肉感を感じ合わせている。
時節乳首同士が引っ掛かり合って、ピンとすれ違うとビクンっとお互いに感じてしまう。
気づけば相手を感じさせて有利を取ろうと、乳首同士をコリコリと折り合い、擦り合っていた。





「「んんんっっ!??!?」」

髪を引っ張り合い、乳首同士の擦り合いを続けていたが、同時逝きしてへたり込んでしまった。
また相打ち・・・。
フラストレーションが溜まり続ける。
最初からずっとこの繰り返しだ。
髪の引っ張り合いだって、このままやってれば私が勝ってたかもしれないのに、おっぱい同士の喧嘩が始まって結局こうなってしまった。
散々比べ合っているのになんでこうも決着がつかないんだ・・・。
むかつく・・・。

「「いあああああ・・・!!??!!」」

正直こうなるのは分かっていた。
私が美帆代さんの乳房に爪を立て、思いっきり握り潰すのと同時に、私のおっぱいには美帆代さんの爪が突き刺さった状態で、握り潰された。

「「潰れろぉぉぉぉぉ!!!!!」」

お互いに相手の邪魔な脚を蹴り合って、相手の右脚の真下に左脚を通すような形で上手く体勢をただして座り直すと、額を合わせ潰し合いに集中する。
美帆代さんが可愛い顔をしわくちゃにして、目尻に涙を溜めて耐え抜いている。
私もそうなのだろう。
殆どキスするくらいの至近距離で睨み合いながら胸の痛みになんとか耐える。
これだけ全力で握り潰しているのに、美帆代さんの胸は張りを失わず潰れない。
この胸と潰し合って本当に勝てるのか。
弱気が私の頭の中にもたげてきたが、それを振り払うように、瑞々しい果実をもぎり取る要領で美帆代さんの乳房を手前に引っ張った。

「だめぇぇぇ、とれちゃぅぅぅ!!???!」

美帆代さんの口から悲鳴が上がる。
効いてる!と思ったのも束の間、やられたらやり返される。

「いたぁぁぁぁいっ!??!!やめてよ・・・、ウムッ!??」

至近距離で痛みで思わず顔を上げると、美帆代さんと動きがシンクロして唇同士が啄み合った。
接吻の状態をキープして、胸同士を握って引っ張り合う。
側から見ると愛し合っているのか、喧嘩しているのか分からない奇妙な状態。
自分でも何故キスを続けているのか分からないが、自分から離したくないという謎の意地の張り合いで、唇の吸い付き合いは続いていた。

「「くむぅぅぅぅぅぅんんんんんん!!??!?」」

握り合いは双方一歩も譲らずに、体勢を何度も立て直しながら、痛みに耐え、相手の胸をひたすらに傷つけ合っていた。
体勢を立て直し、相手の胸を引っ張っているうちに2人の距離がジリジリと縮まっていき、人知れず向かい合って睨み合っていた2人の股間がついに対面を果たした。

「「んにゃへゃっ!????!」」

突然きた股間からの凄まじい快感に、思わず相手を突き飛ばして後ろに倒れ込む。
その瞬間ビュッと愛液が吹き出して、相手の股間に水がかかった。

「「はぁ、はぁ、はぁ」」

突然の逝きと疲労でしばらく呆然としながら見つめ合う。

「そういえば、ここで決着はつけてなかったですね。」

「貝合わせ・・・。これなら今度こそ決着がつくかも・・・」

藁にもすがる思いで股間を合わせる。
正直2人とも、あまりに何度も相打ちが続くため、ついに精神が疲弊してしまっていた。
どうすれば決着がつくのかも分からなくなっており、頭がおかしくなってしまいそうな中での貝合わせ。
小説ならここで決着がつくという期待感と、小説ならここで互角相討ちエンドになるという絶望感。
色々な思いが渦巻く中、股間同士で押し合うと、再び快感に耐えきれず、相手の股間に潮を吹き出して逝ってしまった。





「んああ!??このぉお!?逝けぇ!!」

「ひゃぁん!?そっちが!!逝って!!」

パンッ パンッ パンッ

後ろに手を置いて、股間同士を集中してぶつけ合わせる。
乾いた音を立てて股間同士をぶつけた瞬間、自分の股間から美岬さんの股間の形が脳に伝達され、感じてしまう。
腰の痛みが体中に広がり、快感が脳でスパークし、さながらの全身運動。
お互いにもう何度逝っているか分からないが、半ばその刺激に病みつきになりながら、ひたすらに股間同士の殴り合いを続けていた。

ぶしゃぁぁぁぁぁっ!!!

ぷしゅぅぅぅぅぅっ!!!

同時逝き。
クリンチし合うように股間同士を押し合せ、グリグリと自分の股間の味を相手の股間に味合わせる。

ぶっしゃぁぁぁああああああ!!!!!

お互いの愛液を相手の股間の中に吹きかけ合う。
ダメだ、また決着がつかない。
股間だけじゃこの子の意地はへし折れない。
全身で相手の身体を捩じ伏せないと・・・。

貝合わせの状態で相手の身体を覆い尽くすように抱きつくと、同じように美岬さんも私の身体に抱きついてきた。
ああ・・・、私たち、どこまでいっても同じなんだね。
こうやって心身をシンクロさせて、全てを使ってやり合うしかないんだね・・・。
乳肉に乳肉を、股間に股間を捩じ込み合って、相手の左肩に顎を乗せ、私たちは合体し、一つの肉塊になった。
食い込み合った陰核と陰核からお互いの下半身の、突き刺さり合った乳首と乳首からお互いの上半身の、それぞれの細かい動きが電気信号のように反応して、快感となってそれぞれの全身に流れ込む。
殆ど動きがないように見えて、その実全身を使って激しく身体同士で壮絶な凌ぎ合いを繰り広げる。
自分の身体を通じて相手の身体の情報が全身に送り込まれ、それが全て苦しみに変わる。
心音すらも武器にして、少しでも感じているのがバレれば攻め込まれ、逝った時に噴き出た潮すらも、反撃の凶器に変えて利用する。

しばらくぶるぶると震えながらも、その場から動かなかった1つの肉の塊は、不意にごろんと横倒しに倒れ込んだ。





そのホテルの一室。
部屋に入った瞬間に感じるじめっとした湿度と、むわぁと広がる凄まじい香り。
ベッドの上は水溜まりくらいの大きさの染みが広がっているだけで、誰もいない。

びちゃびちゃびちゃ。

水音だ。
その音は壁とベッドの間から聴こえた。
その人1人が収まるくらいのその隙間には、股間同士が1つの穴に見えるまで密着し、横倒しで一つになった人間の塊があった。
融合したその股間から、時節壊れた蛇口のように、マリアージュされた2人の愛液が溢れ出し、ゴボゴボと泡を吹いている。
意識があるかどうかも分からない状態で、その部屋の静粛を破るのはその水音だけだった。





ひっくり返された・・・?
正直自分が上なのかも、下なのかも分からない。
天井・・・、ということはやっぱり私が下か・・・。
正直密着し過ぎて、上が有利なのかも、下が不利なのかも分からない。
ただ本能が、この女の身体の下にいたくないとと告げるので、満身創痍の身体に鞭を打って再び身体をひっくり返そうとする。
ただ殆ど動けない。
しかし密着する身体を通して、相手も殆ど抵抗する力がないことも分かる。
数分かけて競り合い、なんとか横倒しまで持ち込んだと思った瞬間、私は浮遊感を感じて、意識を手放した。



「美帆代ちゃんって可愛いだけじゃなくてスタイルも凄いよね〜!いつもエクササイズとかやったりしてるのー?」

「あはは、別に可愛くなんてないですよ笑エクササイズも全然・・・、あ、運動はしているかもです笑」

大学を卒業してから、今は普通の会社でOLをやっている。
特にジムに通ったりはしてないないのにスタイルを褒めてもらえるのは、毎日ものすごい汗をかきながらも動き続けているからだろう。
初めてキャットファイトをしたあの日。
私たちは全身の体液を放出して、ベッドと壁の隙間で密着して気を失ってしまった。
結局決着はつかなかった。
けどあそこで決着がついていたら、私たちは2度と会うことはなかったかもしれない。
目を覚まして、勝てなかったことが悔しくて、全裸で絡み合った状態で動くこともできずに、私たちは大泣きした。
そしてまた会う約束をして、今では2人で一緒のアパートに住んでいる。
あれから何度もホテルで会って、大半の引き分けを挟みながらも、何度か勝ったり負けたりした。
初めて勝った時はものすごく嬉しくて、大泣きしている美岬ちゃんを気にもかけず、大人気なくも全裸で部屋を踊りまわった。
初めて負けた時は、あまりの悔しさで、美岬ちゃんが帰った後も、涙が涸れるまで部屋で1人泣き続けた。
初勝利した時には、決着がついたとも思わなかった。
美岬ちゃんの心はまだ折れていないのは分かったし、事実その後負かされてしまった。
その後、キャットファイトをする間隔が、どんどん狭まって、殆どいつも一緒にいることに気づいてから、一緒に住むことにした。

そして今は仕事はもはや自分にとっての休憩だ。
家に帰るとすぐ裸になって、些細なことで美岬ちゃんとやり合っている。
お互いに突っかかり合って些細な小競り合いを続けているけど仲は良い。
寧ろ大好きな最高のパートナーだ。
たまに週末にホテルで一日中キャットファイトをしていると大喧嘩になってしまうけど・・・笑






コメント
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pixiv版を読了し、飛んで参りました。これほどの傑作が初秋から連載されていたのに見逃していたなんて、私はこの二ヶ月人生を損していました…!泣

pixivコメ欄の繰り返しになってしまうのですが、最高にえっちでした。そして二人がとにかく可愛い!心理描写が交互に入れ替わるので、どちらの考えも必死さも、快感や痛みや悔しさも伝わってきて、その応酬に興奮が止まりませんでした。
事あるごとに密着してしまう乳房を筆頭に、アクションの度2人の女らしさを感じさせる部位の魅力、その拮抗具合が伝わってきて、たまらない勝負でした。
シナリオやキャラ設定ひっくるめて、大好きな大好きな一本になりました。ごちそうさまでした!
2023/11/23(木) 14:57:01 | URL | byミニラ (#zt96JLbs) [ 編集]
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
ご返信遅れてすみません。
pixivの方にもコメント頂けて嬉しかったです…!!

心理描写を交互に書いていくのはやった記憶があまりなかったので大丈夫かな…となっていたのですが、そう言っていただけて自信になりました…!!
逆に闘った2人は書いていて勝手に動いてくれて、自分でもどんな闘いになるんだろうというワクワク感があったので、読んでいただいて楽しんでいただけたのは良かったです。

自分でも過去1お気に入りの作品になったので、共感していただけてとても嬉しいです…!!
ご感想ありがとうございました。
とても励みになりました!
2023/12/02(土) 04:38:13 | URL | byアニサン・フェリックス (#-) [ 編集]

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