「んんっ」「はぁぁあ」「逝くぅうう」「やめれえええ」

うわ言のように無意識に声を上げながら、衣服を剥ぎ取り、生まれたままの姿で親友同士の裸体が、肌が、薄い産毛が、それぞれ相手の身体に吸い付くように絡み合う。

もつれ合って、絡み合って、組んずほぐれずの状態で相手に快感を与えあっているが、世の中の恋人同士の愛し合い方のそれとは少し違う。
いや、愛し合っているというより犯し合っているといった方が正しいだろうか。

先ほどから腰を振り、女性器同士をぶつけ合っているが、片方がぶつければもう片方はそれ以上の強さでぶつけ返し、そうするともう一方は更に強くぶつけ返す。

決して敵愾心を持っているわけではない。
それでも二人の意地がぶつかり合い、ぶつかり合う一方で激しく求めあっている。

瑠伽「私が犯すの！」

奈緒美「上に乗らないで！」

足と足が絡み合い、ごろごろと布団の上を上へ下へと転がり合い、相手より上を取ると思いっきり腰を打ち付け合う。
腰同士がかち合う度に快感が二人の身体の芯を突き抜けていき、ビクンビクンと身体が痙攣する。

「「ううううううんんんん！！！！？？！」」

「「はああああああああん！！！？？！？」」

喘ぎ声が混ざり合い、もはやどちらの声なのか分からない。
声だけじゃない。
噴出する体液も、口内で交じり合わされる二人の吐息も、重なり合う柔らかな肌も、すべてが混ざり合っていく。

「「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！？！！！？？！？！？あああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！？！？？！」」

「なおみいいいいいいいいいいいいいいいいい！！？！？！？！？」

「るかああああああああああああああああああ！？！？！？？！」

「「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！？！？！？！？！？！？」」

一際甲高い絶叫の後、空間に静寂が流れた。
そして微かに寝息が聞こえ始め、そして長い時間が経って陽が上り、窓からの光が部屋全体に入り込む。

ぐじゃぐじゃに絡み合った状態で目を覚まし、お互いにすべてをぶつけ合った二人はその赤い唇同士を自然に重ね合わせた。




「ねえ？」




「なあに？」


























「私と付き合ってよ」