意識と共に、ものすごい疲労感、ふわふわとした気持ち良さ、肉の感触が身体に染み渡っていった。
胸に何かがつっかえているようで苦しい・・・、そうか目の前の女と今潰し合いをしてて・・・、何この子、すごく目がトロンとしてて、そうか・・・乳首同士で、というかさっきから舌絡めすぎ・・・・・・舌⁇・・・って、舌!!?
「「っっっぷへぇ!!?」」
トロンと見つめ合っていた目を同時に見開き、貪り合っていた唇同士が弾けるように離れた。
とぐろを巻き合うように絡み合っていた舌がもつれ、交換し合って混ざり合った唾液が飛沫をあげる。
お互いの瞳が驚愕の表情で見開き見つめ合っている。
どうやらお互い無意識のうちに、相手の唇を奪い合い、貪り合っていたようだった。
そして直前の状況が、美久の頭にフラッシュバックした。
美久(そうだ・・・、乳首が当たって限界になっていって、それで・・・)
先ほどの乳首同士のぶつかり合いで、遥と同じように美久も限界を迎えていた。
絶対に負けたくない、先輩を取られたくない、何よりこの女の身体に絶対に負けたくないと、意地でなんとか耐えていたが、身体に溜まる快感を解放する直前だった。
このまま負けるくらいなら、その前にこの女の胸を潰して、私の身体の方が上だと分からせてやる。
抜群の質量を持つその乳房で、遥のその胸に渾身の乳ブレスを仕掛けた。
ぐっんんんにぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいい
(なっ!?まさかこいつも!!?)
美久が相手の胸に圧力をかけたと同時に、美久の乳房にも凄まじい圧がかかり、密度の限界を超えた乳肉が悲鳴をあげ、細胞に痛みが染み渡るように流れ込む。
まさに胸に胸が刺さったような感覚。
どうやら同タイミングでお互いの捨て身の攻撃を行なってしまい、おっぱい同士のクロスカウンターが相打ち状態でクリーンヒットしたような状態になった。
しかも2人の想定していた以上に乳首同士も真正面からぶつかり合ってしまい、起爆スイッチを起爆スイッチで押したかのように、同時にずっと耐え忍んでいた秘貝が決壊し、爆発するような飛沫を上げた愛液を噴き出した。
「「いっ、いやぁぁぁぁああああっぁぁあ!!??!」」
初めて感じる凄まじい快感の解放に思わず顔が上がる。
その瞬間
2人の唇同士が合わさった。
戻ってきた記憶同時に、羞恥心で頭がいっぱいになる。
ファーストキスを恋敵と、しかも無意識とはいえその後も唇同士を求め合って、・・・いや、それ以上にこの女の身体で逝ったの・・・??
考えれば考えるほど全身が熱くなってくる。
目の前の女も肌が茹蛸のように真っ赤になっており、ものすごい目でこちらを見ている。
恐らく同じようなことを考え、同じように混乱してしまっているのだろう。
さらに女同士で、しかも外で、シャツのボタンが取れ、ブラはとっくにずり落ち、ほぼ上裸で剥き出しのおっぱい同士を押し付け合い、乳首同士をくっつけ合わせているこの状況を、冷静になって考えれば考えるほど、羞恥心で頭が狂いそうになっていた。
遥「もうっ、離れて!」
ついに羞恥心に耐えきれなくなった遥が、隙間での潰し合いから逃れようとする。
美久「あんたこそっ!」
同じく美久もとにかく離れようと、体を動かすが
「「んっ!?んんん!?んあぁん!??」」
体が壁の間でつっかえてしまい、離れようにも離れられない。
ただでさえ人1人がなんとか通れるくらいの隙間に、豊満な身体を持つ2人が挟まれば、つっかえるのも無理はないのに、ブラが外れたことで普段押し込められていた2人の乳肉が解放されて、にっちもさっちもいかない状態になっていた。
遥「ちょっ、乳首が当たって、・・・ぁあんっ!?」
美久「擦り付けないっ、・・・ぅうんっ?!?」
お互いにもがいて何とか抜け出そうとするが、動けないどころか乳首同士が動きに合わせてぶつかり合い、コリコリと斬り結びあって、再び快感の波が襲いかかってくる。
遥「こんなところでやろうなんて言うから、・・・あああん?!こんなことになったんですよ!」
美久「私のせい?・・・んぁあ!?私は話し合いするって、んんん!??言った・・・だけ!」
遥「明らかに誘って・・・たでぁあん?!・・しょう!私のせいにしないでください!」
美久「んんんぁぁああ!?・・・あなたのせ・・い・・んんん!?よっ!というかっ、・・・んん!?唇また近いんだけど!?」
遥「ぅうぅううん?!?あなたのせい・・で・・・すぅううんん!??そっちこそ!ファーストキスだったんですぅぅうん、っよ!」
美久「私だってファーストキスだった・・・・ああんっ!??唇が腐る・・・!」
「「っ!!?」」
ぷちゅっ
っと口論中に2人の唇が掠める程度に出会った。
その瞬間、乾いた音と共に、2人の顔が跳ね飛んだ。
美久「最悪!もう絶対に許さないんだからあ!」
遥「許さないのはこっちです!んんむ・・さっさと離れてぇ!」
美久「あぁっ、またキスしてきた!この変態!変態!変態!」
遥「さっきから顔が近いんですぅっ!変態!変態!」
ついに手が出た。
至近距離で顔を張り合い、髪を引っ張り合いながら、とにかく離れようとする。
その過程で唇同士が度々当たり、触れ合っているお互いの乳首が嫌でも硬くなっていくのが分かり、相手に違うんだと言い訳するかのように、相手を傷つけ合う。
遥「ちょっと、さっきから乳首硬くして!んんん・・・当ててくるのやめてください!」
美久「はぁあん・・・硬くしてるのはそっちでしょ!さっきから濡れてるの・・・分かってるから!」
そういって左脚の太腿を遥の股間に押し付ける美久。
急に来る股間からの快感に、遥は喘ぎ声を漏らしながら、快感に耐えるように美久の身体にしがみつく。
遥「自分がそうだからって・・・、誤魔化すようなことしないでください!」
そういって自身の右脚の太腿を、美久の股間に差し込み返した。
たまらず美久も遥の身体に抱きついた。
ぐらっ
「「!?」」
2人の身体が少しぐらついた。
どうやら思い切り抱きしめあったことで、少し隙間ができて身体が動いたようだ。
その分相手の身体の感触を感じてしまうが、それでも脱出しようとより一層密着を強めて、入った方向と反対側の出口へと進んでいった。
顔と顔もほっぺた同士をぺったりと押し付け合い、唇も端と端がしっかりと感触が分かるほどに触れ合っている。
「「んんんん・・・・んぶうううううう・・・」」
それほどまでに密着していても、所々でつっかえて進まず、進行方向と逆の足で地面や壁を蹴り上げて、その反動で先へと進もうとする。
そうしていくと、徐々に身体が傾いて行き、蹴り上げている反対側の脚で片足立ちでお互いに支え合うようにして何とか体勢を保たせる。
遥「たっ、体重かけてこないで、んんん・・・、くださいぃ・・・」
美久「んぶぬぬ・・・、そっちこそ、進みづらいでしょぉ・・・」
徐々にななめになっていく身体を安定させるようにさらにギュッと抱きしめ合う。
もはやひと塊りになるほど密着し、運命共同体のようになっている身体を、片脚でけんけんをする要領で少しづつ進めていく。
その間もせめぎ合っている乳球同士の感触で再び膨れ上がっている快感のボルテージをなんとか抑え込みながらようやく出口付近まで辿り着いた。
遥「うぅ・・・あと、ちょっと・・・』
密着する身体に力が入る。
美久「んん・・・、もう少し・・・」
腕を伸ばし、壁の角に手を掛けようとしたその時
「「んんっ!!?」」
乳肉の中で再勃起していた乳首同士がへし折り合った。
突然の快感に思わずビクんっと震えてしまい、支えていた片脚が滑り、2人の身体が沈み込む。
身体が壁に挟まって、地面に叩きつけられることはなかったが、身体を密着させた状態で地面に対してほぼ平行の体勢で2人は宙に浮いてしまい、動こうにも動けなくなってしまった。
遥「あとちょっとだったのに・・・、そっちが乳首で感じるから動けなくなったじゃないですか!」
美久「そっちが乳首で感じたからでしょ!こんなに乳首硬くして!ほらっ!!」
美久が自身の乳首で遥の乳首を薙ぎ払えば
遥「ああぁあん!?硬くしてるのはそっちです!変態!このっ!!」
今度は遥が美久の乳首をへし折り返す。
美久「ふぅぅうん?!私の乳首で逝けっ!逝けっ!逝けっ!」
遥「くぅううん!?この変態っ!変態っ!変態っ!」
「「んぁぁああああああんんんん!?!!!???」」
2人の乳肉の狭間で作られた狭い闘技場で、乳首同士が縦横無尽に切り結び合い、時に正面から衝突するようにかち合う。
足が地面から離れてしまっているため、快感にもがき手脚を動かしても宙を泳ぐように空振りし動けない。
もはや目の前の相手を乳首で逝かせて憂さ晴らしするしかなく、乳首同士を突き刺し合い、相手の乳首を負かさんと潰し合う。
2人のスカートの中からは、壊れた蛇口のようにびちゃびちゃと断続的に愛液が流れ落ち、2人の真下に水溜まりをつくる。
路地の隙間からは、しばらく水音と喘ぎ声が止まらなかった。
路地の奥は塀や壁に囲まれた、2畳ほどの正方形のコンクリートの小さな空き地になっていた。
商店や工場の壁の間に偶然生まれたその土地は、月明かりもささない真っ暗で静かな場所で、誰も存在すら気づかない。
その空き地に、路地の隙間から透明な液体が流れ込んできた。
液体が徐々に空き地に広がっていっていると、不意に人の手がニュッと伸び、路地の角をしっかりと掴んだ。
するとさらにもう一つの腕が路地の奥から伸びてきて、反対側の角を掴んだ。
そしてグッと力を入れると、体液でドロドロになった制服を纏った2人の女子高生がもつれ合うように絡み合って、転げ落ちるように空き地に倒れ込んだ。
あれから長い間、乳を押し付け合い、乳首同士の闘争を続けていたが、潰し合った胸が徐々に張りを失い、地面にずり落ちた2人はぐしゃぐしゃに揉み合いながら何とか路地から脱出した。
日が落ち、もう何時かも分からない真っ暗な闇の中で、絡み合っていた2人の少女は、息も絶え絶えに互いの身体を解き、体を震わせながら何とか立ち上がって正対した。
びちゃっ
愛液をたっぷり吸った下着がスカートと一緒に脱ぎ落とされた。
続いて2人のブレンドされた汗で透き通ったシャツを脱ぎ捨て、引っかかっていたブラも放り投げる。
さながらの地下闘技場のような四方形の空間で、生まれたままの姿で向かい合った少女が、互いの胸を誇示するように、一方は腕を真上に伸ばして胸を張り、もう一方は腰に手を当てて胸を突き出した。
長時間の潰し合いで女子高生特有の瑞々しさがあった乳房は少し垂れはじめているが、それでもまだまだ張りがあり、相手の胸には負けないと誇示するように、巨乳を見せつけ合う。
突き出る二対の巨乳同士が闘牛のように臨戦態勢で睨み合う。
瞬間、二つの身体が一つになった。
汗で濡れたおっぱい同士がぶつかり合い、乳肉が弾け、汗が跳ね飛ぶ。
相手の髪を掴み合って、全裸の女体同士が絡み合う。
狭間の檻から解き放たれ、獣と化した2人の女が、がっぷり四つに取っ組み合い、身体で身体を捩じ伏せようとする。
ぐにぃぃぃいい
むちいいいぃぃ
肉と肉が潰れる。
肌と肌が擦れあう。
意地と意地が鍔迫り合う。
2人の脚が絡み、取っ組み合ったまま横倒しに倒れ込んだ。
「「ああああああああああ!!!!!」」
気合いを入れ込み合うように咆哮を上げて、猫の喧嘩のように、身体を組み合わせて球になって転がり合う。
食い込み合う肉が、負荷をかけ合う関節が、悲鳴を上げる。
弾けるように離れ、体勢を立て直すと、再び抱き合うように取っ組み合う。
「「はあああああああああああああ!!!!!」」
抱き合った状態で、先ほどまで闘っていた壁の隙間に、身体を一つにして突っ込んだ。
ぐにぃぃぃぃいいいいいいいい!!?!??
壁の隙間で押し込まれた身体が、さらに身体の間で狭間れた乳房同士が、強い圧力で軋み、痛む。
最後の対決。
乳首同士も正面で合わせ、おっぱい同士をぴったり重ねて、どっちの乳肉が強いのか、どっちの巨乳が大きいのか、どっちの乳房が魅力的なのか、どっちの胸が上なのか。
「「くあああああああああああああっ、あああああああああああああああああああああああ!???!!?!?!!!!!??!?」」
ぐちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい!!??!???!?!???
もう殆ど潰れかけたおっぱい同士が、最後の力を振り絞り、相手を押し潰そうと自身の意地を賭けて圧し合う。
「「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!????????????」」
ぐっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!?!!!?????!?!?!?!!???!!!?
熱が冷め、一糸纏わぬ身体に夜風が染み込み震える。
溶け合うように触れ合った肌と肌の部分だけ、互いの熱が浸透し、溶け込む。
磁石のように寸分違わず重なり繋がった乳首が、互いの心臓の鼓動を伝える。
相討ち
完全に潰し合ったおっぱい同士が、互いの健闘を讃え、抱き合うように混ざり合っていた。
お互いの全てを出し切った、女と女の闘い。
嫌い合って、憎しみ合って、全てを出し切っての初めての喧嘩で、勝てなかった悔しさよりも、スポーツの後のような清々しさが心に染みた。
「「・・・・・・・・・・・・」」
言葉は出ない。
額を合わせ、向かい合う顔と顔は、じっと見つめ合っては、照れ隠しをするかのように、柔らかな唇と唇をすっと触れ合わせた。