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ガールズアンドファイト!!
~Written by Anisan Felix~
とある温泉で 前編
瑞穂は高校二年生。アルバイトをしなければならなくなり、下校後にすぐ行ける田舎町の温泉で受付をすることになった。
シフト制で月曜から水曜の間、もう一人の人と二人で男湯女湯別々に入場券をチェックするのが仕事だ。
閉店後に風呂掃除をしなければならないが、その前に入浴してもよいという特典つきである。
しかも管理人が確認しに来るのは次の日なので好きなだけお湯に浸かることができる。
抜群のスタイルを誇り、なおかつ美容に気を遣う瑞穂にとっては最高のバイトだ。
そして今日が初日であり、同じシフトの人との初顔合わせである。
同い年の高校生らしいので友達になれたらいいなと思いながら瑞穂はバイト先へと向かった。


到着した温泉は江戸時代からずっと建っている歴史ある建物で経営されていた。
建物はとても小さく入口が男女別々になっており入口の間にある受付で入場券を渡すようになっていた。
しかしその受付がとても狭いのだ。
二人でチェックするので背中合わせでの作業になりそうだが、瑞穂のスタイルを考えると瑞穂一人でも十分窮屈な程の狭さである。
そしてついに顔合わせである。


瑞穂はかなりイラだっていた。
一緒にバイトをする楓は性格はいいようだが瑞穂とは全くそりが合わず、たった数分間で犬猿の中になってしまった。
しかも瑞穂とまったく引けをとらない抜群のプロポーションを誇っており、その点も瑞穂を苛立たせた。
しかしイラだっているのは楓も同じであろう。
なぜなら先程から、一人入るだけでさえ窮屈な受付所で二人は太もも、尻、背中を密着させた状態で一時間以上立ちっぱなしなのである。
特に尻同士は先程からお互いに自らの弾力を主張し合うかの様に弾き合っている。
瑞穂が疲れて前のめりになった瞬間、楓は弾き飛ばされ自慢の爆乳を台に思いっきり打ち付けてしまった。
楓は瑞穂がわざとやったと思い同じように瑞穂にやり返した。
それ以来二人は客がしばらくいなくなると、口喧嘩をしながら再び客が来るまで尻同士を何度もぶつけ合った。
しばらくして温泉から客が出てき始めたので、今のようにぴったり密着して静かに押し合っているのである。


そうして梅雨で雨が降り続く一ヶ月の間、バイトの度の尻相撲を我慢しながら二人はバイトを続けた。
終われば気に食わない体の気に食わない女と一緒ではあるが、ゆっくり天然温泉に浸かれるので、二人はこのバイトを辞めようとは全く思わなかった。
しかし次の月である。
二人はとうとう我慢できなくなった。
原因は夏の暑さである。
蒸し暑い部屋の中で思いっきり密着し合っているため、汗ぐっしょりになってしまう。
あまりの暑さに二人は尻相撲をやめ、尻の位置を互い違いにして少しでもスペースをつくろうとしたが、お互いに相手の尻の形を自分の尻で感じ合とって変な気分になってしまい、その感触を打ち消そうと再び尻同士で押し合う状態に戻ってしまった。
もう一つ原因がある。
それは相手自身である。
二人は自分のスタイルに自身をもっていた。
それは尻に対しても同様である。
それなのに一ヶ月もの時間がありながら自分の自慢の尻は相手の尻を押し潰すことができないままなのである。
そして怒りが頂点に達したその日・・・



瑞穂 「楓ちゃん、すっごく邪魔なんだけど」

楓 「瑞穂ちゃんこそ、ほんとに邪魔なんだけど」


温泉が閉まり浴場へ向かう間二人は尻同士を押し付け合って歩いていた。
そして狭い更衣室に入ると、二人は背中合わせになって服を脱いだ。
そしてパンツ一枚残して振り向いてチラリと目を合わせた。
そして前かがみになってパンツを下ろしながら、自分の尻を相手の尻に向かって思いっきり突き出した。

ドーーーン!二人はロッカーに思いっきり体をぶつけた。

そして立ち上がりざま相手に向かって飛びかかった。
空中で二人の体がぶつかり合った。
おっぱい同士がぶつかり合ったが相手を弾き飛ばせないまま地に足がついた。

瑞穂 「今日という今日は許さない!二度とここに来れない体にしてやる!」

楓 「それはこっちのセリフよ!さっさとケリつけてあげるから次の仕事さがしなさいよ!」

売り言葉に買い言葉。
二人の闘いがついに始まった。




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